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AIへの質問の作り方。答えを改善する5つの要素

目的、背景、入力、出力形式、条件の5要素を使い、生成AIへ分かりやすく質問する方法を解説します。

生成AIから期待と違う答えが返ってきても、特別な命令文を暗記する必要はありません。

「何をしたいか」と「どんな答えが必要か」を、相手へ依頼するように具体化します。AIへ渡す質問や指示はプロンプトと呼ばれます。

5つの要素をそろえる

質問を作るときは、次の5項目を考えます。

要素 書く内容
目的 最後に何を完成させたいか
背景 誰が、何のために使うか
入力 元になる文章やデータ
出力形式 表、箇条書き、コードなど
条件 長さ、対象者、使わない表現など

すべてを毎回書く必要はありません。答えがずれそうな部分だけ補います。

短くても具体的にする

たとえば「Pythonを教えて」だけでは、説明の範囲や難しさが分かりません。

Pythonを初めて学ぶ高校生向けに、
変数の役割を買い物の例で説明してください。
説明は300字程度にし、最後に短いコード例を付けてください。

対象者、話題、例、長さ、形式が分かるため、必要な答えに近づきます。

元の文章は区切って渡す

要約や書き直しでは、指示と対象の文章を分けます。

次の文章を、意味を変えずに100字以内で要約してください。

--- ここから ---
要約したい文章を貼る
--- ここまで ---

長い資料を送る前に、個人情報や秘密情報が含まれていないか確認します。詳しくは生成AIを安全に使う基本を読んでください。

一度で完成させようとしない

最初の答えを見た後に、足りない点を伝えます。

専門用語「変数」に一文の説明を加えてください。
コード例は5行以内にしてください。

このように対話を重ねる方法を反復と呼びます。ただし、前の会話をどこまで覚えているかはサービスや設定で異なります。重要な条件は必要に応じて書き直しましょう。

事実確認も依頼だけで終えない

「出典を付けて」と指示しても、存在しない資料が示される場合があります。

出典のタイトル、公開者、日付、URLを自分で開いて確認します。新しい情報が必要な話題では、いつ時点の情報かも指定してください。

練習:「旅行を教えて」を改善する

「旅行について教えて」という質問へ、目的・背景・出力形式・条件を追加してください。

模範解答

高校生3人で京都を日帰り観光します。
京都駅を午前9時に出発し、午後6時に戻る予定です。
歴史的な場所を2か所含む移動案を、時間順の表で作ってください。
料金や営業時間は変わる可能性があるため、確認先も示してください。

解説

人数、場所、時間、興味、出力形式が加わっています。実際に使うときは、AIの案だけで決定せず、交通機関や施設の公式情報を確認します。

プログラミングで質問するときは、使っている言語、期待した結果、実際の結果、エラー全文を追加すると原因を絞りやすくなります。エラーの読み方も合わせて活用してください。

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