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Claude CodeとCodexを比較。はじめて選ぶならどっち?

Claude CodeとCodexを、利用する画面・指示ファイル・権限・課金方法で比較。同じ課題と模範解答を使い、自分で確かめる手順を整理します。

Claude CodeとCodex、どちらを選べばいいのか。機能表を見ても、両方に「コード編集」「テスト」「エージェント」と並んでいると迷いますよね。

先に結論を言うと、「Claude Codeはターミナル専用、Codexは画面で操作するもの」という分け方では選べません。 どちらにも複数の入口があります。

この記事では、性能を断定するランキングではなく、作業する場所、ルールの渡し方、権限、費用、同じ課題での確かめ方を比べます。実際に使ったと偽る体験談や、未計測の速度順位は載せていません。

機能と利用条件は2026年9月30日に公式資料で確認しました。以下は製品全体の入口を並べたもので、無料プランを含む全利用者が、すべての入口を使えるという意味ではありません。

1. まず、両方にできることを押さえる

どちらも、単にチャットへコードを出すだけの道具ではありません。開発用のファイルを読み、必要な場所を編集し、コマンドを使って確認するような作業を行えます。

このように、道具を使って作業を進める仕組みをAIエージェントと呼びます。

比較する点 Claude Code Codex
提供元 Anthropic OpenAI
主な入口 ターミナル、IDE、デスクトップ、Web デスクトップ、CLI、IDE、クラウド
プロジェクトの指示 CLAUDE.md。条件によりAGENTS.mdも対応 AGENTS.md など
手元の作業 ローカルのファイルやコマンドを扱う ローカルのファイルやコマンドを扱う
別環境への依頼 Web・クラウドで作業を実行。契約条件を確認 クラウドで作業を実行。ChatGPT認証・対象プランを確認
採用前に必要なこと 差分、テスト、実行内容の確認 差分、テスト、実行内容の確認

IDEは編集・実行・不具合の調査などをまとめた開発環境、CLIは文字のコマンドで操作する方式です。分からない言葉は用語集で確認できます。

入口や機能はプラン・環境によって異なります。Claude Codeの概要、Codex CLI、Codex IDE拡張が基本の確認先です。

2. Claude Code:今の開発作業へどう入れるか

Claude Codeは、コードの調査、編集、コマンド実行を対話で進めるツールです。ターミナルの入口に加え、VS CodeなどのIDE連携、デスクトップ、Webからも使えます。

ターミナルで使う場合

練習用のプロジェクトを開き、「このエラーに関係するファイルを調べて」と頼む流れです。

ターミナルに慣れている人なら、普段使うテストやビルドの命令と同じ場所で作業を追えます。一方、フォルダの場所や実行結果がまだ分からない場合は、AIの作業が進むほど確認が難しくなることがあります。

画面で差分を確認したい場合

IDE拡張やデスクトップを候補にできます。ターミナルが苦手だから、Claude Code自体を候補から外す必要はありません。

確認したいのは「画面があるか」より、変更されたファイルを開き、追加・削除を自分で読めるかです。公式概要では、IDEでの差分表示や、デスクトップでの複数セッションなども案内されています。Claude Codeの各入口

「ひとつのプロジェクトを深く扱うのはClaude Codeだけ」ということでもありません。両方で試せる仕事と、使う画面の好みを分けて見ましょう。

3. Codex:ローカルと別環境の作業を分ける

Codexも、手元で使うCLIやIDE拡張と、別の環境へ仕事を渡すクラウドの使い方があります。デスクトップでは、プロジェクトや複数の作業を画面で管理できます。デスクトップの公式案内、Codex cloud

ローカルで進める場合

ローカルとは、自分のPC上のことです。普段のファイルを調べ、変更し、そのPCにある開発用の道具で確認します。

「AIが編集しているのは、今VS Codeで開いているフォルダと同じか」を確認してください。似た名前のコピーが複数あると、変更したのに見えない原因になります。

クラウドへ渡す場合

別の実行環境で調査や修正を進め、結果を受け取る形です。ただし、手元にしか保存していない変更やファイルが、何もしなくても全部渡るとは限りません。

対象のリポジトリ、開始時点のコード、必要な準備、テスト方法をそろえる必要があります。リポジトリは、コードや履歴を管理する場所です。

複数作業を並べると便利ですが、同じファイルを別々に直すと、結果を合わせる手間が増えます。初心者なら「一つ依頼して、差分を確認する」流れから始めても十分です。

4. CLAUDE.mdとAGENTS.md:毎回の説明を減らす

プロジェクトには「テストはこの方法」「このフォルダは自動生成だから編集しない」といったルールがあります。

Claude Codeでは CLAUDE.md、Codexでは AGENTS.md などの指示ファイルに残せます。どこに置いたファイルが適用されるかは製品ごとに確認してください。Claude Codeの指示ファイル、CodexのAGENTS.md

練習用なら、まずこの程度から始められます。

このプロジェクトはPythonの学習用です。
変更は依頼された機能に限定してください。
外部ライブラリを追加する前に相談してください。
確認した入力と結果、確認できなかった点を報告してください。
ファイルの公開や外部送信は、別途確認してください。

書く内容は、「丁寧に頑張って」より、実際に確認できる行動にします。

ただし、指示ファイルはセキュリティ設定の代わりではありません。 「秘密のファイルを読まないで」と書くだけで、アクセス権が技術的に遮断されるわけではありません。

AGENTS.mdを共用したい場合も、読み込み条件はそろえて確認します。現在のClaude Code公式資料では、v2.1.277以降に直接読む仕組みがあり、既定では作業場所や上位にCLAUDE.md・.claude/CLAUDE.md・CLAUDE.local.mdがない場合に読み込みます。両方を読む設定もありますが、旧バージョンや対応しないセッションでは取り込みが必要です。Claude Codeの読み込み条件

同じファイル名を置いたからといって、両製品で読み込む順番や対象が同一とは限りません。始める前に、実際に読み込まれた指示を確かめてください。

5. 安全性は、承認・範囲・動作の3つで見る

似て見える確認を、分けてみましょう。

確認 何を決める? 例
承認 この操作を許可するか パッケージ追加を認めるか
作業範囲 どこまで操作できるか 練習用フォルダ内の編集に制限
動作検証 変更は正しいか 0点と100点で正しく判定するか

Claude Codeには操作の許可を管理する仕組みがあり、Codexも承認とサンドボックスの制御を分けています。画面名や既定値は変わるため、自分の環境に表示されている設定を確認します。Claude Codeの権限、Codexのサンドボックス

最初の練習では、秘密情報のない小さなフォルダを使い、変更前の状態をGitなどで記録しておきましょう。

テストが成功したと表示されたら、「どのテストを、どの環境で実行したか」も見ます。確認が一部できなかったときに、それを正直に報告してくれるかも比較点です。

6. 料金は「何でログインしたか」まで確認する

月額だけを比べると、利用量や追加請求の違いを見落とすことがあります。

Claude Codeには対応するClaudeの契約やConsoleのAPI課金を使う方法があり、CodexにもChatGPTプランでの利用とAPIキーを使う方法があります。月額の契約があっても、APIによる利用までその料金内になるとは限りません。Claude Codeの認証方法、Codexの認証方法

確かめること Claude Code Codex
個人の契約を使う入口 Pro・Maxなど対応契約で認証 対応するChatGPTプランで認証
APIで使う場合 Consoleなどの請求と利用量を確認 ChatGPTの込み枠とは別のAPI料金
クラウドへ依頼する場合 対象契約・リポジトリ・環境を確認 ChatGPT認証が必要。APIキーだけでは利用できない

Codexは「Freeにも含まれる」という一文だけで選ばないことが大切です。確認した公式料金案内では、Free・Goはデスクトップでの提供に条件があり、段階的な提供とされています。CLI・IDE・Webも同じ範囲で使えると読み替えず、自分が使いたい入口の対象プランを見ます。

契約前には、次を見ます。

  • 自分が使う入口と機能が対象か
  • 普段の作業で使うモデルや利用量に上限があるか
  • 他のチャット機能などと枠を共有するか
  • 上限後は停止するか、追加クレジットなどを購入できるか
  • APIを使う場合、月額プランとは別の請求にならないか

少しの補完と、長いコードの調査・繰り返しテストは同じ利用量ではありません。「毎日10回質問するから、このプランで十分」と回数だけで断定しない方が安全です。

残りの枠は、Claude Codeなら/usage、Codex CLIなら/statusや利用ダッシュボードで確認できます。APIのドル換算を、定額プランで使える依頼回数だと考えないでください。Claude Codeの利用量管理、Codexの利用量と料金

金額を含む詳しい比較はClaude CodeのプランとCodexの利用プランへ。ここでは、選ぶ軸をそろえることに集中します。

7. 同じ小さな課題で、手間を比べる

次は、実測結果ではなく、自分で比較するための課題です。Pythonの関数が分かると試しやすくなります。

練習用のファイルに、次の関数があるとします。

def average(scores):
    return sum(scores) / len(scores)

AIへの依頼は、両方でそろえます。

この関数は、点数の一覧の平均を返します。
空のリストのときはNoneを返すように直してください。
通常の点数、空のリスト、1件だけの点数でテストしてください。
関数名を変えず、外部ライブラリは追加しないでください。
何を直したか、なぜ必要かも説明してください。

リストは複数の値を並べたもの、None は「値がない」ことなどを表すPythonの値です。

模範解答の一例

def average(scores):
    if len(scores) == 0:
        return None
    return sum(scores) / len(scores)


assert average([70, 80, 90]) == 80
assert average([]) is None
assert average([65]) == 65
print("3つのケースを確認しました")

解説と比較するポイント

元のコードは、点数が0件だと0で割ることになります。そこで、先に件数を確認し、0件なら計算せず None を返します。

見るのは、コードの一致ではなく、依頼した動作を満たすかです。

  1. 空のリストの問題を説明できたか
  2. 指示していない機能まで変更していないか
  3. 3つのテストを実際に行ったか、未実行なのか分かるか
  4. 差分を開き、自分で読めるか
  5. 不明なところを追加で質問しやすいか

この例は数値のリストを受け取る学習用です。文字列などの不正な要素までは扱っていません。範囲を勝手に広げず、必要なら次の課題として追加します。

結局、どちらから始める?

すでにClaudeの利用や CLAUDE.md のあるプロジェクトに慣れているなら、Claude Codeを先に試す理由になります。

ChatGPTの契約やCodexを使う作業環境があり、CLI・IDE・デスクトップ・クラウドの流れを確かめたいなら、Codexが先の候補になります。

ただし、これは性能の順位ではありません。すでにある環境、追加で払う費用、変更を確認する手間から選ぶ考え方です。

最初は一つの小さな課題で構いません。速く完成することに加えて、「なぜ直ったか、自分でも説明できるか」を見てみてください。

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