C++超入門② 変数・型・入力と計算を覚えよう
intやdoubleなどの型、変数の宣言、キーボード入力、四則演算を使い、簡単な計算プログラムを作ります。
第2回では、数字や文字を一時的に保存する変数を学びます。
変数が使えるようになると、利用者が入力した数字で計算したり、名前を使って文章を作ったりできます。
この回でできるようになること
- 変数を宣言して値を保存する
- 用途に合う型を選ぶ
- キーボードから値を入力する
- 足し算や掛け算を行う
変数は値を入れる箱
変数は、数字や文字を一時的に入れておく、名前付きの箱です。
int age = 18;
この1行では、整数を入れるint型の変数ageを作り、18を保存しています。
| 部分 | 意味 |
|---|---|
| int | 保存する値の種類 |
| age | 変数につけた名前 |
| = 18 | 最初に18を入れる |
変数を作ることを宣言、最初の値を入れることを初期化と呼びます。
よく使う型
| 型 | 保存するもの | 例 |
|---|---|---|
| int | 整数 | 10、-3 |
| double | 小数を含む数 | 3.14、170.5 |
| bool | trueかfalse | 合格したかどうか |
| char | 1文字 | ‘A’ |
| std::string | 文章や名前 | “Aoi” |
std::stringを使うときは、ファイルの先頭で**#include <string>**を読み込みます。
#include <string>
int score = 80;
double height = 170.5;
bool isStudent = true;
char rank = 'A';
std::string name = "Aoi";
型は、箱へ入れられる値の種類を決めるルールです。int型の変数へ文章を直接入れることはできません。
値を変えないconst
後から変更しない値にはconstを付けられます。
const double taxRate = 0.10;
税率やゲームの最大人数など、途中で変わると困る値に向いています。
キーボードから入力する
std::cinを使うと、利用者が入力した値を変数へ保存できます。
#include <iostream>
#include <string>
int main() {
std::string name;
int age = 0;
std::cout << "名前を入力してください: ";
std::cin >> name;
std::cout << "年齢を入力してください: ";
std::cin >> age;
std::cout << name << "さんは" << age << "歳です。\n";
return 0;
}
この書き方では、名前に空白を含めることはできません。空白を含む文章の入力は、後でstd::getlineという機能を使って扱えます。
計算に使う記号
| 記号 | 計算 | 例 |
|---|---|---|
| + | 足し算 | 5 + 2 |
| - | 引き算 | 5 - 2 |
| * | 掛け算 | 5 * 2 |
| / | 割り算 | 6 / 2 |
| % | 余り | 7 % 2 |
int同士の割り算では、小数部分が切り捨てられます。5 / 2の結果は2です。2.5を得たい場合は、5.0 / 2.0のようにdoubleとして計算します。
合計金額を計算する
#include <iostream>
int main() {
int price = 0;
int count = 0;
std::cout << "1個の価格: ";
std::cin >> price;
std::cout << "個数: ";
std::cin >> count;
int total = price * count;
std::cout << "合計は" << total << "円です。\n";
return 0;
}
入力した値を使って、新しい値totalを計算しています。
小さな練習
横幅と高さをdouble型で入力し、長方形の面積を表示するプログラムを作ってみましょう。
計算は「横幅 * 高さ」です。
模範解答
#include <iostream>
int main() {
double width = 0.0;
double height = 0.0;
std::cout << "横幅: ";
std::cin >> width;
std::cout << "高さ: ";
std::cin >> height;
const double area = width * height;
std::cout << "面積は" << area << "です。\n";
return 0;
}
解説
小数も入力できるよう、widthとheightをdouble型にしています。入力が終わってから面積を計算し、変えない値なのでareaにはconstを付けています。
まとめ
- 変数は、値を保存する名前付きの箱です。
- 型によって、保存できる値の種類が変わります。
- std::cinで入力し、演算子を使って計算できます。